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ワクワク質問」とは、これまでの1カ月をふりかえり、新たな気持ちで明日からの一歩を踏み出していただこうという「質問」です。あなたが充実した仕事、生活、満ち足りた人生を送っていただくことを願い、発信しています。

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ブログハイライト

定期更新をしていますOffice鈴村のブログ(http://officesuzumura.sblo.jp)で、毎月1回、特にポイント、補足を加えて現場にお役立ちいただける「ブログハイライト」です。

  ストロークとディスカウント(2015年6月)

今回のテーマは「プラス・ストローク」と「ディスカウント」です。

 

そもそも「ストローク」とは?

ゴルフの一打、水泳のひとかき、テニスの一振りのこと。

 

カナダ出身の心理学者「エリック・バーン」先生は、

有名な「交流分析」で、

このストロークを、人と人とのやりとりとして紹介しました。

 その「ストローク」には「プラス」と「マイナス」があるとしました。

「プラス・ストローク」とは、もらって嬉しいストローク。

「マイナス・ストローク」とは、もらって嬉しくないストロークのこと。

 

「プラス・ストローク」つまりもらって嬉しいストロークは、

「笑顔」「感謝」「賞賛」「尊敬」「声掛け」など・・・。

 

「マイナス・ストローク」もらって嬉しくないストロークとは、

「陰口・悪口」「否定」「非難」「怒鳴る」などです。

「ストロークの返報性=ストロークのブーメラン効果」

このストロークには、

「ストロークの返報性=ストロークのブーメラン効果」

があると言われています。

 

自分が「プラス・ストローク」を周りの人に出し続けていると、

同じ「プラス・ストローク」が周りの人から返ってくる、

というものです。

 

同様に「マイナス・ストローク」を出し続けていると、どうなるか?

わかりますよね。

いつも不機嫌、怒鳴ってばかり、相手をバカにしているような態度。

そんな「マイナス・ストローク」を出し続ける人には、

誰も心を寄せようとしないでしょう。

 

一方、いつも笑顔の人、明るく声をかけてくれる人。

ここぞというときに励ましの言葉をかけてくれる人。

普段はムスッとしていても、抜群のタイミングでほめてくれる人。

そんな人には、みんなの心が集まってきますよね。

 「ディスカウント」という概念

さて、この「プラス」と「マイナス」のストロークのほかに、

心理学では「ディスカウント」という概念があるのです。

 

「ディスカウント」の意味は“値引き”。

では、心理学でいうところの「値引き」とは?

 

「相手の存在、価値、あるいはその行為」を値引くという行為です。

つまり、

相手を「軽視する、無視する、排除する、抹殺しようとする」こと。

 

「マイナス・ストローク」は、

否定的であっても相手に何らかの反応を示すので、

嫌ではあるけれど、「ディスカウント」よりはまし、

というところでしょう。

 

高校生時代、哲学に凝っていた級友は、

恋愛談義のとき

「相手から、好きじゃないよと言われより、無視される方がもっとつらいヨ」

言っていました・・。

 

ああ、この「ディスカウント」。

職場でも、発生しているかもしれません。

特定の人に対してまったくストロークを与えない、という行為。

 

たとえマイナスのストロークであっても、

人は、自分の存在を認識してほしいものです。

それすらしない「ディスカウント」は、その人を深く傷つけることとなります。

つまり「いじめ」の一種。

 

もう一度、

「ディスカウント」の具体的な例を挙げますね。

 

「軽視する」「無視する」「全く否定する」

「仲間はずれにする」「噂話を流す」

「口をきかない」「抹殺しようとする」

 

もしかして、

無意識にこんな「ディスカウント」行動、起こしていませんか?

気を付けたいでものです。

 

もしあなたが、

理不尽な相手へのせめてもの「無言の抵抗」として、

「ディスカウント」行動を起こしているとするなら。

今から、自分の思いを伝えようではありませんか。

 

その方が、

結局、自分もハッピーな気持ちになるでしょうから。

 

さあ、今から、

あなたも「プラス・ストローク」の達人になりませんか!

 

今月もあなたにとって、

幸せな一日となりますように!

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